坂の上の雲
自分を何度も奮い立たせながら
1年半かけて読み切った…!そうです。
本夜会でもたびたび登場する司馬遼太郎作品に共通するように、
さらっと読ませない文脈、という感想が印象的でした。(笑)
主な感想ポイントは…
①とにかくネチネチ
日本が弱いところについてはネチネチ書く
2~3巻かけてネチネチちまちま書く
②長い
陸軍が長い
陸軍が嫌いになるくらい長い
とのこと。
これから読む人は覚悟ください。(笑)
他にもこの作品の苦みを味わうところは、
乃木将軍が嫌いになっちゃう
部下がすぐやられる⇒補充する⇒やられるが辛い
というところ。
手にしたきっかけは
祖父からの「20歳の時に人生の節目で読んだら人生観変わる」と勧められたことから。
おじいちゃんのお勧めよろしく、
若者がキャリアアップする姿に元気をもらえるとのこと。
また、戦況が図示されているところは興味深くお気に入りのポイントだそうです。
デジタルネイチャー 生態系を為す汎神化した計算機による侘と寂
デジタルネイチャー 生態系を為す汎神化した計算機による侘と寂
- 作者: 落合陽一
- 出版社/メーカー: PLANETS/第二次惑星開発委員会
- 発売日: 2018/06/15
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
今の時代を把握するのに欠かせない、落合陽一。
落合陽一氏の提唱する「デジタルネイチャー」
デジタルネイチャーとは、「コンピュータと非コンピュータリソースが親和することで再構築される新たな自然環境」として捉えられる世界像である。
評論家・宇野常寛氏が代表を務める『PLANETS』から出版された新刊です。
たしか本夜会では「これから読むシリーズ」として紹介されていたと思うので、
出版のバックグラウンドについて。
――すでにとてもよく売れていますが、理解することがかなり難しい内容です。今回の本を、落合さんの言葉を少しかみ砕いて編集することは考えなかったのですか。
宇野 かみ砕いた本は、大手の出版社がやればいいと思っています。例えば、箕輪厚介さんがやればいい(注:箕輪さんは同じ落合さんの著書『日本再興戦略』を担当した幻冬舎の編集者)。箕輪さんは、注目のメディアアーティストから、この数年で若手を代表する「総合知識人」へと進化した落合陽一の「大衆向けマニフェスト」を読みやすくまとめた。あれはとても意味のあることです。
一方で、僕はアップデートした落合陽一の「質」を世に出して、10年、20年後も読み継がれ、翻訳されてグローバルに発信できる主著をまとめることを目指しました。いわば役割分担ですね。
『デジタルネイチャー』は、20年後も読み継がれる落合陽一の主著になる 宇野常寛さんインタビュー - 朝日新聞デジタル&M
とコメントしているように、まずは落合陽一の提唱を世に出す一助として出版されたようです。
編集にはすごく苦労されたということもあり、読みごたえがありそうです。
(私も読んだら、更新します。)
起業の科学
こちらもたしか、「これから読むシリーズ」。
起業の教科書というか参考書というか。
私も若い業界・組織に片足突っ込んでいるので、気になります。
(私も読んだら、更新します。)
起業の科学
こちらもたしか、「これから読むシリーズ」。
起業の教科書というか参考書というか。
私も若い業界・組織に片足突っ込んでいるので、気になります。
(私も読んだら、更新します。)
カンガルー日和
それは奉還町から1本入ったところにあるカフェだった。
広さ10帖ほどの狭小なカフェで、昭和の建物を改装しているらしい。
男はこの場所を気に入っていた。
営業時間は終えているが、店内はぼんやりと電気がついている。
男はその引き戸を開け、スタッフ用の通用口を抜け、靴を脱いだ。
2階へ続く細く急な階段を上がった。やれやれ。
何かの会をするといえばあまりにこぢんまりとしていると思ったが、
完璧な読書会などといったものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね。
(と、村上春樹っぽさを出してみたつもり)
本夜会でも3ヶ月に1回は話題に上る村上春樹。
話題になったこともあり手に取ってみた本だそう。
ところが終わりがわからないので、もやっとしてしまったそう。
村上春樹作品はその表現方法に好き嫌い分かれますね。
ちなみに私は、この中の
「4月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて」
という作品が好きです。
今調べてみたら、2009年発表の長編小説『1Q84』はこの作品から派生した物語だとか。