夢も見ずに眠った。
■手にしたきっかけ:「晴れの国で始まって晴れの国で終わる 」
25年にわたる2人の思い出を振り返るストーリー。
新しい愛のカタチが提示された作品だという紹介でした。
「岡山の町並みから始まる」、「山陰で終わる」と聞くと、岡山県民の心をくすぐります。
物語は全国を転々とした、夫婦の話。
紹介者さんが、「ふたりの人生が淡々と進んでいっていたのに
急に難しくなりだして終わる」、と感想を持たれていたのが印象的でした。
淡々と、もきっと、日々の暮らしを丁寧に描いているということでしょうが、急展開を見せるところ、なにがあるのでしょうか。
実際、基本的には、出会った大学生の若かりしときから、年取るまでの男女の気持ちが、
きちんと丁寧に書かれているそう。
ちなみに紹介者さんは
女の人って気が強かったりわがままだったりするのが、魅力的だと感じているそうで、ヒロインにもそんな一面があるとかないとか。
(そういう人が好きだと、紹介者さんは笑う)
鼻のところにしわを寄せて笑うシーンが素敵、だそうです。
たとえば新幹線の中、代わる代わるの景色を体感しながら読んでみたい、そんなことを思った一冊です。