熱帯
手に取ったきっかけは、
FB上のお友達の方が、娘さんがあんまり夢中になった読むもんだから、
自分も読んでみたら「ほら、お母さんだって夢中になるでしょ。」と
言葉を返された、という投稿から。
この装丁自体は書店で見たことがあって、森見登美彦の新刊が出たことは知っていた。
ただし私はひねくれてるので、世間で流行っている間は読みたくなかった。
でも上記のエピソードがあってから、
娘さんのいる●さんが、家族から話しかけられても耳に入らないぐらい物語に夢中になってしまう、快(怪)作かあ…と、どうにも気になってしまった。
しかもどうやら、読むのにノートをつけるなど、込み入っているらしかった。
森見登美彦さんの作品は『夜は短し歩けよ乙女』や、『四畳半神話大系』『恋文の技術』など、
・京都が出てくる
・青春系
・どこかしらレトロ
・言い回しが小気味よくレトロ(ちょっと小難しい)
からまあ今回も一緒だろうな~~~~
といいながら買ってしまった。
ら、違った。
というのは今回読後の感想で多いのだが、例にもれずそうだと思った。
ハマる。沼のようにハマる。
ハマるのに気をよくして、さーーーっと読んでブックオフにGOしようと思う。
んだけど、途中からそれを越えて、「この気持ちを!!!誰かと!!!共有したい!!!探求したい!!!!!!」
という気持ちになったので、現時点手放せません。(笑)
持ち歩くには大きいので実際には家に置いてましたが、気になり過ぎて昼休みに本屋で立ち読みしちゃうぐらい。(笑)
この本、探究しがいがすごくあるのですが、いったん読み終えたので思考を寝かせたいと思います。
なのでそのためにも、本夜会で紹介後にブックオフ持っていきます(笑)
メモがてら、↓のが好きなひとにはぴったり。
・千夜一夜物語(当然)
・宝島
・山月記
・パンズラビリンス
・不思議の国のアリス・・・もかなあ?
ひとつ思ったのは、小学生高学年~中学生で長編小説に挑戦したい!
という子にぴったりじゃないかな。
続きが気になって気になって仕方ないから読み切れると思うし、
読み切ったときの達成感を味わえて、長編を読むスタミナがつくと思う。
小説って次がどうなるかわからない(期待してしまうこともあるけど)のが
醍醐味の一つかな。
あと、大学の文学研究作品のテーマとしても成立つと思う。
何の作品がどれくらい関わっているのか、
あれ?モリミンは?
とか。
ここではネタバレしたくないので、多くは語りません。
スピンオフとして、語りたいです。