自爆する若者たち
- 作者: グナルハインゾーン,Gunnar Heinsohn,猪股和夫
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2008/12
- メディア: 単行本
- 購入: 3人 クリック: 23回
- この商品を含むブログ (23件) を見る
「ユースバルジ(=不安定な若者の男性)が増えると、世の中が不安定になる。」というのを統計的に分析して結論付けている本。ざっとネットで見る感じ、2008〜2013年によく取り上げられていた理論のようですね。
紹介者さんからは、昨今のイスラム国なんかのテロリズムは、この理論による若者の不安定な社会対立場が活動原因となっている、とのご説明でした。
勝手なイメージですが、まだまだ富裕層と貧困層の差があるが、学問分野が整備されているインド〜中国圏は、テロリズムへのエネルギー発奮よりも、経済発展に目覚ましいですよね。
ある程度の社会不安は必要悪というか、課題の設定と行動、反省は大切だし、学問の重要性を勝手に感じる本でした。
余談ですが、「ユースバジル」ってバジルの新芽かなー可愛い名前だなーと思ってたら「ユースバルジ(youth bulge)」でした。