自爆する若者たち
- 作者: グナルハインゾーン,Gunnar Heinsohn,猪股和夫
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2008/12
- メディア: 単行本
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「ユースバルジ(=不安定な若者の男性)が増えると、世の中が不安定になる。」というのを統計的に分析して結論付けている本。ざっとネットで見る感じ、2008〜2013年によく取り上げられていた理論のようですね。
紹介者さんからは、昨今のイスラム国なんかのテロリズムは、この理論による若者の不安定な社会対立場が活動原因となっている、とのご説明でした。
勝手なイメージですが、まだまだ富裕層と貧困層の差があるが、学問分野が整備されているインド〜中国圏は、テロリズムへのエネルギー発奮よりも、経済発展に目覚ましいですよね。
ある程度の社会不安は必要悪というか、課題の設定と行動、反省は大切だし、学問の重要性を勝手に感じる本でした。
余談ですが、「ユースバジル」ってバジルの新芽かなー可愛い名前だなーと思ってたら「ユースバルジ(youth bulge)」でした。
日本カセットテープ大全
高速道路のサービスエリアで売られている、
演歌歌手のカセットテープ以外あんまり見なくなったな、、、と思っていたら、ご年配の方々の間ではまだまだ需要があるカセットテープ。
の、変遷を辿るムック本だそう。
あー!懐かしい!ってなるのは、何歳までなんでしょうか?
老人ホームとかにこの本を持っていくと喜ばれるそうです。
文庫X
※Amazonのリンク張っちゃうと文庫Xでなくなっちゃうので
今回はサムネイルなし。■X■X■X■X■X■X■
知ってるひとは知っている、文庫X。
本屋さんで、なんだこの手書き感…なカバーに覆われた文庫本、出会ったことないでしょうか?
書店員の「読んでほしい!」という気持ちがこれでもかとしたためられ、
ビニールで覆われ、全く題名も作者も不明な状態で販売されていました。
一時期この本が岡山でも方々の書店で販売されていました。
驚いたのは、この手書きカバー&ビニール包装スタイルを編み出したのが、
盛岡市のさわや書店というまちの本屋さんだということ。
全国の書店を席巻しました。
本そのものはかなりセンセーショナルでディープな内容。
ですが、何よりもその販売方法が話題になりました。
気になるから買ってしまうし、
きっとそのまま表紙をだし、平積みにしていても
なかなか手に取ってもらえなかった本であるはず。
今後この本も、世の中も、どうなっていくのか気になります。
旅する八百屋
野菜は見栄えじゃないだろ!
というところから、消費者に届けに行こうと動き出した。
その土地その土地の固有種や、無農薬の野菜などを扱う旅する野菜屋・青果ミコト屋さん。
旬は「じゅん」と読み、単位を表します。
旬と読むときは1年でたったの10日間。
(上旬、中旬、下旬って、そういえば遣いますね。)
旬のものを摂ることでバイオリズムを調えられるといいます。
たしかに、夏場は水分が豊富な野菜が身体を潤してくれたり、
季節の変わり目や寒くなる時期の野菜は、
不思議と必要な栄養素を持っています。
「端境期はあるようでない」っていうのも、
自然のバイオリズムと人間のバイオリズムって、
当然ながら似てるんだなと思います。
自然の営みについていけば、いいことがあるとは何となくわかっていても、
いつも通りスーパーに行くと、必ずしも旬のものに出会えるわけじゃない。
それがために、手に入らない。
だからこそ、誰かにタイムリーに届けてもらえると嬉しいですね。
青果ミコト屋さん、
ラインナップ豊富なセットで通販もされてるそうです。
瀬戸大橋博88' 岡山版
瀬戸大橋博’88・岡山公式ガイドブック―むすぶ心ひらく未来―21世紀へ向けて
- 出版社/メーカー: 岡山県瀬戸大橋架橋記念博覧会協会
- 発売日: 1988/03
- メディア: 単行本
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本州と四国を結ぶ、鉄道道路併用の橋としては世界最長の橋、瀬戸大橋。
大事なことなのでもう一回言います。
鉄道道路併用の橋としては
世界最長の橋、瀬戸大橋。
そんな瀬戸大橋ですが、1988年に開通したので、はやいことに来年には30歳です。
かつて瀬戸大橋開通を記念して、瀬戸大橋博覧会が開催された時の公式ガイドブックです。
岡山と香川で別々かつ同時開催された博覧会の貴重な資料。(香川版は参考までに掲載。)
瀬戸大橋への熱い想いだけでなく、30年前のバブリーかつ、未来への期待感が詰まった広告の数々と出会えるという意味でも、新鮮で面白い冊子です。
博覧会のために観覧車やジェットコースターをつくるって、バブルな時代を感じますよねー。
りんてつ沿線手帖
りんてつ。それは岡山県でいうと、「水島臨海鉄道」のことをあらわします。
日本貨物鉄道、倉敷市、岡山県、JXエネルギー等水島工業地帯にある企業が株主で運営している株式会社です。
日本を代表する主要企業が支える鉄道でありながら、ICカード系は使えず、切符は車内で乗務員さんから購入という、レトロかつコミュニカティブなスタイル。
それでもやっぱり通勤通学には欠かせないようで、満員になってるのはあまり見たことがないものの、利用者はそこそこ多い(という印象です。)
そんな水島臨海鉄道の沿線について、地元の中学生・高校生でまとめた本が出ました。
お店や歴史をいくつかピックアップして紹介されています。
とりわけ面白いなと思ったのが、
未来のことで「水島臨海鉄道に水素鉄道を走らせたい」ということ。
水島工業地帯、水素がたくさん余っているという噂を聞いたことがあるので、現実味はあるのではないかと。
あの水島の地を最先端技術の水素鉄道が走ったら、面白いね!!という話になりました。
面白いね、にはちょっとした皮肉と、大きな期待が込められています。
出資企業のみなさん、どうぞよろしくお願い致します。